【リュウグウノツカイ】という「幻の深海魚」がいます。
知らない人も多いと思います。
しかし最近では “ リュウグウノツカイが捕獲!地震の前触れ!? ”というニュースも報じられていました。
●リュウグウノツカイ (標本)
学名:Regalecus russelii
英名:Oarfish, King of Herrings
アカマンボウ目 リュウグウノツカイ科
硬骨魚類に分類
深海魚の【リュウグウノツカイ】は、おもに 太平洋・インド洋・大西洋など、世界中の海の外洋に幅広く分布。
さて わたしが面白いなぁと思うのは、なによりも『リュウグウのツカイという名前』☆
漢字表記したら・・・「竜宮の遣い」となるのでしょうか (・∀・)/
そんな【リュウグウノツカイ】の名前由来や生息地の詳細。
また 最近 日本で発見されたリュウグウノツカイの様子など 調べてみました。
地震の前触れとも 神秘的な【リュウグウノツカイ】
まずは【リュウグウノツカイ】は、どんな姿の深海魚なのか?
Twitterより引用させて頂きました
「頭部にオレンジ色の鬣(たて髪)」のような長い毛!?が伸びています。
11月13日(日)、魚津水族館でリュウグウノツカイの計測が行われました。このリュウグウノツカイは、11日(金)に富山湾水橋沖で捕獲され、12日(土)には富山駅前の商業施設で展示されていた個体です。今後の研究のため、全体の長さ、体重、背ビレの様子、眼の大きさなどについて詳細な計測が行われました。 pic.twitter.com/K9x0W5SxN5
— 魚津市 (@uozu_city) November 15, 2022
普段から海沿いで暮らしているが、リュウグウノツカイ見たのは一回だけ。ちなみにこの子は生きていて拾って海に返してあげた。去り際に顔だけ浮かせてこちらを振り返ったのは未だにお礼を言っていたと信じている。
ちなみにそれ以来、海でトラブルにあうことがない。守り神だ。#リュウグウノツカイ pic.twitter.com/E0DVQGNq7m— タァ坊 (@X3ImdmD2EhNOc0Z) November 12, 2022
(にわとりのトサカみたいにも見える 笑)
そして、大きさ(サイズ)がスゴイ。
平均的な長さは3mくらいで、全長が11メートルもの【リュウグウノツカイ】の報告もあるらしいです (☆。☆)
日本の和名は【リュウグウノツカイ(竜宮の遣い)】と呼ぶように “ 浦島太郎の行った竜宮城の遣い(使者) ” という意味合いもありそうですが、実際は不明。。。
また、そのほか 日本においては “ 人魚伝説 ” もあります (☆。☆)
(『古今著聞集』や『甲子夜話』『六物新誌』等の文献に登場する人魚が【リュウグウノツカイの姿】の特徴と一致するよう!)
日本や世界でも 昔から漂着したり、捕獲されることもあり 有名な深海魚!
とまでは言わずとも ほどほどに知られていたのでしょう♪
海中で 鬣(たてがみ)をユラユラ~させ 泳いでいる姿は 確かに「神秘的」と思われカワイイかは分かりません。
そのせいか ヨーロッパでは「ニシンの王 (King of Herrings)」と呼ばれたり・・・
また中国や台湾では【リュウグウノツカイ】=「鶏冠刀魚」や「皇帯魚」と呼ばれることから・・・
普通の魚類には含まれないインパクトの 大きい深海魚【リュウグウノツカイ】と言えます。
さて【リュウグウノツカイ】の住む場所や食べ物などの生態は どんなものなのでしょう。
リュウグウノツカイ生息地は太平洋・インド洋・大西洋の深海
(絵で描いてみたリュウグウのツカイ★カワイイ!?)
【リュウグウノツカイ】の住む場所は 太平洋・インド洋・大西洋の深海で生息しています。
なので、人間が住む海岸で見られる魚ではない。
生態については【リュウグウノツカイ:ウィキペディア】を引用しますので、参考にしてください。
リュウグウノツカイ 分布・生態
リュウグウノツカイは太平洋・インド洋・大西洋など、世界中の海の外洋に幅広く分布する。
海底から離れた中層を漂い、群れを作らずに単独で生活する深海魚である。
本来の生息域は陸から離れた外洋の深海(深さ200~1,000mの間)であり、人前に姿を現すことは滅多にないが、特徴的な姿は図鑑などでよく知られている。
実際に生きて泳いでいる姿を撮影した映像記録は非常に乏しく、生態についてはほとんどわかっていない。
通常は全身をほとんど直立させた状態で静止しており、移動するときには体を斜めに傾け、長い背鰭を波打たせるようにして泳ぐと考えられている。
食性は胃内容物の調査によりプランクトン食性と推測され、オキアミなどの甲殻類を主に捕食している。
本種は5mを超えることもある大型の魚類であり、外洋性のサメ類を除き捕食されることは稀とみられる。
卵は浮性卵で、海中を浮遊しながら発生し、孵化後の仔魚は外洋の海面近くでプランクトンを餌として成長する。
稚魚は成長に従って水深200-1000mほどの、深海の中層へ移動するとみられる。
【リュウグウノツカイ】が食べるものは「オキアミなどの甲殻類」が主とあるので、万が一 海中で遭遇しても 怖い目にあうことはなさそうです☆
(まず 遭遇できないと思いますが。。。σ(^_^;))
スーパーや魚屋さんで見かける「タチウオ(太刀魚)」みたいにキラキラな銀色の外見の【リュウグウノツカイ】。
「タチウオ(太刀魚)」はカンタンに見られるけど・・・やはり泳いでいる姿 観てみたいもの!!
実は【リュウグウノツカイが泳ぐ動画】がYouTubeにありました!
(これは 必見の価値あり~)
泳ぐ【リュウグウノツカイ動画】
【リュウグウノツカイ】が海中で泳いでいる様子。
普通の魚とちがい、スイスイヒラヒラ~と前へ泳ぐ感じではなく“ 立ち泳ぎ ” みたいに見えます (/ ^^)/
「華麗リュウグウノツカイ 生きた個体、動画撮影に成功 日本海新聞」
【リュウグウノツカイ:ウィキペディア】にも・・・通常は全身をほとんど直立させた状態で静止
移動するときには 体を斜めに傾け、長い背鰭(背ビレ)を波打たせるようにして泳ぐと考えられている。
とあり、ユニークな泳ぎ方にも思えます☆
にしても、そもそも深さ200メートル~1000メートルの深海に生きる【リュウグウノツカイ】
ここ最近は日本のいたる海岸で発見されています。
深海魚などの珍しい魚が捕獲されると「大地震の予兆や前触れ」と聞くこともありますが、真意はわかりません。
目撃情報!水揚げや定置網にかかったリュウグウノツカイ
2019年(平成31年)においても、日本 各地域で【リュウグウノツカイ】が見られてます。
●1件目:『2018年12月13日 神奈川・江ノ島の定置網にかかる』
12月13日(2018年)に 神奈川県 江ノ島の定置網にかかった【リュウグウノツカイ】。
【リュウグウノツカイ】の体はすでに切れており体長55センチ。
(切れてなかったら80センチほど)
漁師さんに譲ってもらった個体で、 新江ノ島水族館の搬入時から数時間は生きていたよう。。。
(長く生きられないのが弱点かも)
現在は 新江ノ島水族館に「標本」となり公開中で、初の生態搬入とのこと☆
江の島の定置網に入った深海魚「リュウグウノツカイ」の標本を、きのう1月28日(月)からご覧いただいています。
【新着生物】 https://t.co/wtTSHKELy3 pic.twitter.com/uot9qHPg84— 新江ノ島水族館 (@enosui_com) January 29, 2019
採集場所: 江の島 定置網
●2件目:『2019年1月23日 兵庫県・豊岡市竹野町海岸の定置網にかかる』
1月23日の早朝、豊岡市竹野町の定置網に掛かっていた。
水揚げ時には、すでに死んでいたようだが、漁業関係者が「城崎マリンワールド」へ譲った。
翌1月24日に飼育員たち6人が計測・・・体長4メートル42センチで重さ32キロ。
(頭頂部から伸びたヒレは約80センチ)
(ユーチューブで公開してました)
豊岡市瀬戸の水族館「城崎マリンワールド」では、胃の内容物を調べた後【リュウグウノツカイ】を冷凍標本し 限定公開予定☆
(お近くに住んでいるかたは、ゼヒ見に行ってくださいね!)
●3件目:『2019年1月28日 富山湾・新湊沖の定置網にかかる』
富山県の新湊沖で1月28日(月)【リュウグウノツカイ】が定置網に引っかかった。
【リュウグウノツカイ】は既に死んでいたが、魚津水族館で測ったところ 全長は394,8センチでした。
魚津水族館では、2009年から【リュウグウノツカイ捕獲】を記録しており、今回で20件目。
驚くことに 1月19日(土曜)にも富山湾・新湊沖と滑川市の海岸では1匹ずつ【リュウグウノツカイ】が発見!
水族館スタッフも「これだけの数が見つかるのはあまりないこと。ただ理由は分からない」と話しているそう。。。
魚津水族館では 2019年2月2日(土曜)と3日(日曜)の両日に【リュウグウノツカイ】を展示予定。
草間啓飼育員(35)は「頭部から伸びる赤いひれや 輝く体など 何度見ても美しい。多くの人に見てもらいたい」と話しています (/ ^^)/
●4件目:『2019年1月28日 沖縄県・読谷村(よみたんそん)の大型定置網にかかる』
1月28日(月)沖縄県・読谷村(よみたんそん)の都屋漁港から約2,5キロ沖合に設置した大型定置網に “ 幻の深海魚 ” と呼ばれる【リュウグウノツカイ】が2匹生きたまま水揚げされた。
2匹の大きさ・・・体長4メートルと3,6メートル。
移送先の沖縄美ら海水族館(おきなわちゅらうみすいぞくかん)へ搬送中に死んでしまったが、近く 標本にするという。
定置網にかかった【リュウグウノツカイ】は「細長い銀色の体を揺らしながら泳ぐ姿が とても神秘的できれいだった」と漁師さんは振り返ったそうです。
2018年12月2日にも青森県・平内町茂浦の観音崎近くの海岸でも【リュウグウノツカイ】が発見されていた。
普段は太平洋の深海に生息する魚が、こんなに頻繁に見られると やはり異常気象なのか、地球自体がおかしいのか。。。
などと不安に思ってしまいます。
よく噂では『大地震の前兆』とも言われることがありますが、本当なのか真相は分からないようです。
ともあれ、地震後に珍しい生き物が発見されることもあり、全く関連・関係がない!とは言い切れないと 地震前兆を研究する大阪大学理学研究科の山中千博准教授も話しています。
漁師さんでも滅多に見られない魚が水揚げされると う~ん。。。不思議な気持ちにもなります (。´・ω・)?
何はともあれ、地震は小さくても大きくても恐ろしいもの。
地震が起きてから対策をするのではなく、普段から非常事態時のため「食料や水」「携帯トイレセット」「電池」などの備蓄をしておきましょう。
以上「地震予兆?日本で発見された【深海魚・リュウグウノツカイ】!~生態や名前の由来~」 のお話を紹介しました。
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